目指せ!スーパーで千円ピッタリ!

買い物で金額を狙った金額にピッタリ合わせて、レジの会計のときに優越感に浸るというのは誰もがやることだと思う。特に千円以上だとなんかしらのポイントがつくお店で、レジで千円札とポイントカードだけバーコードを読み取る前に出し、「してやったり」となったときの気分は言葉では表現できない。


ただし、普通、商品の値段は離散的であり、千円ピッタリに合わせるのはなかなか難しい。ところが、スーパーで買い物をするのならば、簡単に金額を合わせることが可能である。それはもちろん、


肉コーナー


である。そもそもスーパーに食材の買出しに行ったのに、肉をまったく買わないことはそう多くないのではないだろうか。1パック580円とか値段が固定されているものもあるにはあるが、基本はやはり100g108円とか、100gあたりの値段とその内容量が表示されて値段が決まっているものである。牛肉、豚肉、鶏肉、種類はなんでもいいのだが、金額ピッタリを狙うのであれば私は挽き肉をお勧めしたい。というのはなんといっても挽き肉はその物質的な単位の細かさ故、いかにも「ピッタリ目指して調整している」感が出るからである。


いずれにせよ千円ピッタリを狙うときはあらかた欲しいものを買い物カゴに入れたら、最後に肉コーナーに足を運び、ひたすら合計金額が千円となるような金額のものを探すのだ。大抵は欲しい値段のものが存在すると思われるが、ない場合は仕方がない。買い物カゴから一品戻して別のものを入れ、同じ操作を繰り返せばよい。おそらくすぐに千円ピッタリのものが見つかるはずである。


ちなみに買った商品の数は多ければ多いほど、あるいは野菜のようにレジで手打ちしなければいけないもののように手間がかかるものをチョイスし、レジでの会計時間を長くすることも重要なポイントである。前述したように商品のバーコードを読み取り始める前にポイントカードと千円札を出しておけば、あとは優越感を感じていればいいからである。そして会計が終わったら何食わぬ顔でレシートとポイントカードを受け取り店を出ればよい。


ただし、くれぐれも注意したいことがある。それはもちろん


計算ミス


である。ピッタリ千円にしたつもりが千円越えるのもはずかしいが、千円未満だったら出したポイントカードを引っ込めねばならないため非常に屈辱的である。私はそのくらいなら暗算で計算できるので必要ないが、自信のない方は電卓をせひとも持参するべきであろう。また今日ではおそらくないと思うが、きちんと商品の値段表示が消費税込であることを確認しておかなければならないことも付け加えておこう。


それでは、頑張ってピッタリを目指してほしい。健闘を祈る。